もう少しで居住区への曲がり角ってところで、いきなりけたたましいサイレンの音が響き渡った。

「何これっ!?」

建物を揺るがすんじゃないかなって大音量で不快な音が鳴り響く。

「警報だ。ばれたんだ……レン、後ろだ!!」