「はい? ごめん、ヨシちゃん、今、何て言った?」

こうヨシちゃんの言葉を聞き返すと、ヨシちゃんは、言葉を切ってバカな私でもわかるようにゆっくりと喋った。

「だ・か・ら、ジンの腕を直してくれるんですって」

「誰が?」

「リッカっ!! 私の話、まるっきり聞いてなかったのね!!」

今日もヨシちゃんに怒られてしまった。