電話の相手は僕の母からだった。


『カイト!?あのね、ハヤトくんがね、その・・・急に倒れたらしくてね、病院に運ばれたみたいなの。


すぐに○○病院に行ってあげて。』



え?ハヤトが?


僕は突然の事で何が何だか分からず立ち尽くしていた。


すると、妹のマミが、


『どうしたの?』

と、心配そうな顔を浮かべ聞いてきた。


僕はその言葉で我に返り、

「ハヤトが倒れたらしいから病院へ行ってくる」


とだけ言って直ぐさま病院へ向かった。