｢迷惑をおかけしました…｣


ふかぶかと頭を下げる嬉子を見て２人は笑ってる。



その後も嬉子達はたくさんたくさん話した。


たくさんたくさん笑った。



藍が帰った後、椿は急に真剣な表情に……。


｢嬉子？｣


｢ん？｣


｢…あのさ、｣


｢？｣


｢慎希ｸﾝともう１度逢ってくれないかな…？｣


｢……。｣


｢嫌な思いをしたのは知ってる…。｣


｢……。｣


｢本当にチャラい奴なら１人の女にキライって言われて学校こなくなるまでヘコまないでしょ？｣


｢……ねぇ？｣


｢ん？｣





｢慎希って…誰？｣