ドアを開けると



そこには、晃ではなく



カンナが居た。




「お嬢様…ダンスホールへ行くまえに、身だしなみを整えないと…」



「えぇ・・」



「晃の事が気になりますか?」


「べ、別に…」



「ふふ。大丈夫ですよ。晃なら、先にダンスホールへ向かいましたから」




「そう…」



「さ、身だしなみも整いましたし、ダンスホールへ行きますか」