だからこそ、
健二には、すごく大切だと思える人を見つけて欲しい。
すごく大切にしてくれる人を見つけて欲しい。
誰よりも、一番に、
幸せになってもらいたい。
ごめんね
傷つけて。
ありがとう
支えてくれて。
背中を押してくれて。
告白の返事をしたあの日、
本当は辛いはずなのに、そんな表情ひとつ見せないで、
“応援するから”
そう言ってくれた健二の顔、今でも覚えてる。
全てを飲み込んで、あたしの重荷にならないように
精一杯気を遣って。
そういう、優しすぎるところに
あたしは漬け込んでしまったね・・・。
でも、
そんな健二に、好きになってもらえたこと、
凄く嬉しかった。
だから・・・
今だけ、その優しさに甘えさせて?
ごめんね・・・?
あたしが、健二を慰めることは出来ないの・・・。