『でも、そんなこと一言も・・・』








真「格好悪いから、言えなかったんだよ。


妬いてますー

なんて、言えないでしょ？」








まぁ、たしかに・・・。


でも


『・・・あたし、変かな？』









真「何が？？」








『すごく、嬉しいの・・・。


お兄ちゃんが妬いたって聞いて、すごく・・・』










真吾くんは、格好悪いって言ったけど・・・



それを聞いた瞬間、胸が、温かくなったの・・・。










真「・・・好きな人に妬かれて

嫌に感じるヤツはいないよ」






真吾くんは、そう言って微笑んだ――













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