耳の奥で



何かが壊れる音がした。






それは、、


今まで必死に守ってきたモノ。





誰にも気づかれないように


何重にも鎖を巻きつけ、


何重にも鍵をかけ、


必死で守ってきたモノ。







でも


一度解いてしまえば、簡単に解けてしまう。







ソレはもう、止まることなく溢れだして・・・。









そう



運命は動き出した。




さび付いた歯車の


軋む音と共に・・・。










<from SHUN>