秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編②

朝、泣きそうな顔で俺を見送った美和。


泣かないって言ってたけど。


その目は、もう少し潤んでた。


学校に居る間は、さみしさなんて感じないだろう。


友達もいるし。


ムカつくけど、あのりょー君とかいう男もいる。


ただ夜は泣くんだろうなって思った。


広いベットで一人。


いつも、俺が美和を抱きしめて寝る。


あいつはさみしがり屋だから。


独りの夜は、きっと耐えられないだろう。


美和の泣いてる顔は見たくない。


でも、美和の涙は嫌いじゃない。


美和の涙は、俺に関係してることが多い。


こうやって、独りにしてしまうときとか。