「パパも一緒に遊んでくれないかなって思ったの」


ねーって、美結に言う。


きゃきゃっと、声を上げる美結。


「わかった」


そう言って、俺は椅子から立ち上がった。


「いいの?」


「ああ」


「わーい。美結、パパ遊んでくれるって」


まったく。


どっちが子供かわかんないな。


ベットに美結を下ろす美和。


俺もベットに座る。


ふと、あのぬいぐるみが目に入った。


あれはまだ。


俺が教師の仕事をしてたとき。