Secret love.

「もう遅いし帰ろうか」

「あー、そうですね」



そして再び二人は自然と手を繋いだ。












俺は車の中で尋ねた。


「繭ちゃんまだ祐真のこと好き?」

「ま、まぁ…そうなんですけど向こうに拒絶されたらちょっと…」

「そう?じゃあどうするの?別れるの?」

「向こうがそれを望んでるんだったら別れます」

「そっか」


いつの間にか返す言葉が失くなってた。
気づいたら車の中は淀んだ沈黙が流れていた。


夕陽に反射するミラーを見て一呼吸した俺は話題を変えた。


「やっぱりさ、また今度漫才見ようよ」

「ん〜…吉本ですよね?」

「そ、生で見られるんだよ?今人気のお笑い芸人が」

「見たら好きになれますかね?」

「なるでしょー!ならなかったら俺なんでも言うこと聞くよ?」

「そこまで言うなら…見に行こうかな?」

「マジで!?うれしー!じゃあまた日程教えるね」