好きだから、別れよう。




――ドーン!



私の言葉と、今日一番大きな花火が重なった。



「…え?アヤちゃん、なんか言った?」



花火の光で、こちらを向いたマサキさんの輪郭が映し出される。



「…あっ、いやっ…なんでもない…です…」



暗闇に浮かぶマサキさんの優しい表情が…あまりに綺麗で。



私は、もう一度この気持ちを伝えることができなくなってしまった。










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