好きだから、別れよう。




背が高くて、かっこよくて……



ううん。見た目だけじゃない。



優しくて、思いやりのある人。



素敵な男性。



マサキさん。



アヤの彼氏。









「お待たせ!ごめんね〜、アヤとは夕方解散しちゃって。で、どしたの?急に」



マサキさんの質問に、ただ黙って俯くことしかできないあたし。



「とりあえず…店入ろっか?」



「はい…」



マサキさんに続いて、あたしとシンヤはファミレスの扉をくぐった。



あたしは、3メートル前を歩くマサキさんの背中をただ見つめていた。






アヤの



笑顔が消えないことだけを願って。






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