好きだから、別れよう。




ここでウダウダしてたって仕方がない。



真実を知ってるのは、マサキさん本人だけ。



ヒールの高いサンダルを、転びそうになりながら履くあたしを、シンヤが必死に追いかける。



「待てって!どこ行くんだよ!?」



「マサキさんのところに決まってるじゃん!!」



「マサキさんの家、わかんの?」



「あ……」



シンヤはふぅっとため息をついて、あたしを部屋の中に連れ戻した。



そして、携帯電話を取り出した。






「……あ、もしもし?シンヤです。先程はどうもでした!あ、いえいえ、こちらこそ楽しかったです。

アヤちゃんはまだ一緒………あ、そうなんですか!じゃ、もしよかったら、今からちょっと会えませんか?ええ、さっきのファミレスで。あ、いえ、マサキさんだけでお願いします。ちょっとお話したくて…」








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