好きだから、別れよう。







「マサキさん…アヤとは不倫してる、ってこと…?」



やっと状況を飲み込めたあたしの声は…震えていた。



驚きなのか、怒りなのか、



自分でもよくわからない感情に戸惑っていた。



そんなあたしの背中を、シンヤがゆっくりとさする。



「いや、不倫かどうかは…わからないよ。俺がマサキさんを見たのは2〜3年前だし。もうあの女の人とは、別れてるのかもしれない」



シンヤは言い終わったあと、「でも…」と続けた。



「でも、アヤちゃんが心配だよ。マサキさんのそういう過去…聞いてないんじゃないかな。

アヤちゃんがすべて受け入れられるならいいけど」



「…っていうか、本当にマサキさんに結婚歴があるのか、確かめないと!!」



あたしはベッドから飛び上がり、転がっていた服を身にまとった。






.:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:.