「…と、とにかく、スカートはダメだから!じゃあ、俺そろそろ電車乗るから…またな?」
マサキさんはいつの間にか駅のホームに辿り着いたらしく、電話越しに構内のアナウンスが聞こえた。
「うん、わかった。じゃあ、またね。おやすみなさい」
「うん。アヤ、おやすみ」
ケータイの『切』ボタンを押してから、クローゼットを開けて土曜の服を考えた。
ミニスカート…ダメかぁ。
……ってゆうか、は…発情って…っ…。
思わず、マックでリカコに言われた言葉を思い出す。
『アヤだって、そのうちするんだから』
私は急に顔が熱くなって、ベッドの中に潜り込んだ。
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