「……マサキさんのばかぁ」
「えっ、なんで!?」
電話の向こう側でマサキさんが焦っているのがわかる。
「私以外の女の子に会いたいって言われたら…なんか……」
「なぁんだ、またヤキモチやいちゃった?大丈夫、俺はアヤしか見てないから。アヤこそ、来週の土曜はスカートはくなよ!」
「え?どうして?」
お気に入りのチェックのミニにしようと思ってたのに。
「ばかっ。他の男に見せたらダメなの!親友の子の彼氏がアヤに発情したらどうする!!」
マサキさんは大声で叫び、その後で周りに人がいたことに気づいたらしく、急に小声になった。
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