――――――‥‥


「………………は?」


金屋さんに報告すると、見た事もない間抜けな顔で驚いた。


「だからそれまで楓華をよろしくお願いします。」


「や、よろしくじゃなくて‥‥外国って正気か?
お前まだ日本の俳優だってまだまだなんだぞ」


心配そうな顔で真剣に話してくれる金屋さん。


「分かってます。
日本でもこんなちっぽけな存在なのに外国いったら全然だって。
だけどこのまま日本で俳優やっててもいずれは皆が憧れるじゃないすか、ハリウッド。
だから、そんな時間がもったいないから」