「それじゃあ行こうか」 「え!?今から?」 「何か不都合だった?」 「いえ………」 慌てて楓華にメールを入れた 大きな会議室のような部屋に入ると、いかにも頭が良さそうな男性が沢山の資料を持って立ち上がった 「はじめまして。××会社の佐藤です。」 そう言って三人に名刺をくれた 「…藍沢聖夜君と、山下愛さんですね?」 この女、山下愛っつーんだ… そう思いながら、俺と女は頷いた 「うん、ぴったりだ。 藍沢聖夜君、君は主役の健太の友人雅也を演じてもらう。 山下愛さんは、主役の妹役」