その後の撮影は、休憩時間は一切言葉を交わさず、撮影が終わると聖夜に呼び止められたが、無視をしてそのまま帰った。 家に着くと、美味しそうな匂いと一緒に、少し驚いた顔のママが走ってきた。 「楓華~?珍しいわね。 今日撮影じゃなかったの?」 『…うん。聖夜とケンカした~』 ママはニコニコしながらあたしの頭を撫でた。 「あら。とりあえず、話し聞いてあげるから中に入りな」 ママに言われた通り中に入ってリビングに入った。 『…パパ、仕事?』