「俺に隠そうなんて100年早いっつぅの。 俺にはなんでも言えよ」 ……………………。 『…じゃあ、聖夜はどうして梨花さんと別れたの?』 聖夜は一瞬固まって、驚いた顔であたしを見た。 「…梨花か?」 うなずくと、聖夜は後ろを向いて歩き出した。 『どこ行くの…? 聖夜、あたしにはなんでも言えって言うくせに最近あたしにはなんにも話してくれないっ』 「………それは話す必要ない事だからだ」 『何それ…っ聖夜のばか!!』