天然女×一途男




『聖夜がいるから~』


「……………………」


そんな楓華に目をまんまるして固まっていると、俺の頬を摘まんで、変な顔~と笑った。


本当……楓華にはかなわない。
振り回されっぱなしだよ


なんだか緊張していたのがバカみたいに思えて、いつもの調子で楓華の後ろから抱き着いて、頭をグシャグシャにしてやったり、すっかり撮影を忘れてしまっていた。


「はいっ!いいよ~
君達最高だね!!
付き合ってんの?」


カメラマンが嬉しそうに俺達に近づいてきた