「いいね~!! 凄い自然で楓華ちゃん可愛いよ!」 カメラマンはニコニコ写真を撮り続けているが、俺はどうしたらいいか分からずそれから固まっていた 「…ちょっと君~硬いよ~?楓華ちゃん、何か喋ってあげて!」 カメラマンがそう言うと、楓華は、えぇ~と気の抜けた声で俺の顔を覗き込んだ。 『聖夜、珍しく緊張してるの?』 「するだろ普通!なんでお前は普通なんだよ!!」 楓華はキョトン、とした顔でしばらく何か考えていたが、またしばらくすると、ニコッと笑った