「一年前くらいかしら? 彼の高校生時代の恋人役で」 「へぇ~。 金屋さん、女から見てもいい男なの?」 「全然」 「へ?」 「あたしは、あぁゆう男は好きじゃない」 「‥お前、訳ありか?」 ……………………… 「元かれよ」 「‥えぇぇ!??」 藍沢聖夜は、立ち上がった。 「嘘だろ? そんなスクープなかっ‥」 「スクープになるほどの付き合いじゃなかったからよ」 そう。 付き合ったとも言えないような‥