冷たい態度を思い出しながらゆっくりと眼を開ける。 殺風景な部屋。 別に嫌いなわけじゃないけど もう少し可愛げがあったっていいと思う。 仮にも女の子だし。 「一葉のばかぁ~」 小さな独り言だったけど そこそこ広い部屋に雑音が皆無の中だから 部屋中に響き渡った。