「あたしがあげた」
姉ちゃん、あなたでしたか。
「しゃべりたいことあったからさ、悪いな」
「いや、いいけど」
さっ、と私は零久斗を自分の部屋に来るように促す。
じゃあ
と姉ちゃんにいい私の後についてきた。




「はい」
零久斗にコーラを差し出す
「おう、さんきゅな」
おいおい
一気飲みかよ
・・・とは一切言わず、顔にも出さずに零久斗のコップに追加コーラ。

「なんかあったの?」
「は、何が?」
零久斗が急に家にくるときは用事か面倒事をお土産にする。
だから今日もそれだと思ってたんだけど・・・・