芸能人に恋をした~番外編~

「何だよじゃあ、無いわよ。あんたのせいで、撮影遅れてんの。なのに、何がコーラが飲みたいよ。早く、撮影しようって気があんたには、無いの。」




そう一気に話、あたしは肩で息をした。




「何??おまえ、威勢良いじゃん。俺の、親誰か分かって言ってんのか。」



「知ってるわよ。有名モデルでしょ。」



有名モデルったって、あたしの親よりかは格下だけど。



「ふ~ん、知ってんじゃん。そんな、俺に口答えして良いと思ってんのか。」


そう言って、ギロッとあたしを睨む。



一瞬、引きそうになったが踏ん張った。