俺を好きなのか、よく付きまとって来るんだよな。 だから、俺が奥窪星菜と一緒に居るのが気にくわなくって、奥窪星菜をイジメたんだろう。 絶対に、許さねぇ。 好きな女を苦しめやがって。 駅前に着き、俺は宮崎佳奈を待った。 「ゴメン~。俊貴くん、待たせて~。」 甘ったるい声で小走りで来る、宮崎佳奈。 俺、やっぱりこいつ無理だわ。 俺は、こうやってブリッコする奴が大嫌いなんだよ。 だけど、奥窪星菜の為、我慢だ。