あたしたちは、その場を後にした。 「親の事、言うの嫌じゃあ無かったのか??」 「うん、そうだったんだけどね。いい機会だったし、あたしもやっと、自立出来たと思えたから、言ったの。それに、言ったらスッキリした。」 「そっか。」 「うん。」 翌日の、新聞やニュースは、あたしたちの事が大きく取り上げられていた。 それが、スッゴく幸せだった。