「過呼吸って……。今が、初めてじゃあないのか…??」


「…うん。実は、今までに何回か発作を起こしてたんだけど、俊貴には話して無かったの。ごめんね。」


「大事な事だろ。言ってくれよ…」


「だって…、俊貴に言って、迷惑掛けたくなかったのに。それにさ、俊貴だって、こんな大事な事を言ってくれてないじゃん。」


あたしはそう言って、週刊誌を手に取る。



「これは、違うよ。ドラマの打ち上げをしてて、この子が酔ったから、マンションに連れて行ったんだよ。それにこの子は、彼氏が居るぞ。今、話題のバンドのヴォーカルと付き合ってる。」