また、過呼吸だよ。 あたしは、ストレスが溜まったり興奮すると過呼吸になるの。 だけど、今まで俊貴の前で過呼吸になった事がなかったから、言ってなかった。 「…紙袋…ハァ…ハァ」 あたしの言葉を聞いて、俊貴はキッチンから、紙袋を持ってきた。 あたしは、それを口と鼻に当てて呼吸する。 過呼吸が治まるまで、俊貴はあたしの背中を撫でてくれた。 「星菜、大丈夫かよ??」 「俊貴、ごめんね。過呼吸起こしちゃって…」