「俊貴、話がしたいの。」


あたしが真剣な顔だからだろうか??
俊貴の、笑顔だった顔が消えて、あたしの隣に座った。




「これさ……」


あたしは、鞄の中から移動車の中にあった週刊誌を取り出して広げる。


「どうゆうこと…??」


どんな、言葉が返って来るのかドキドキであたしは、下を向いて目をつむる。



「星菜、これ見たんだ。でも、この記事は嘘だよ。」



「……嘘??嘘ならなんで、こんな記事が出て、こんな写真が撮られるの!!」


週刊誌を床に叩き付けて、あたしは、立ち上がる。