ギュッと星菜を抱きしめた。 「大丈夫、俺が付いてる。」 もう1回、星菜の耳元で呟く。 星菜は、ギュッと返事をするかの様に、俺の背中に手を回し抱きしめ返してきた。 そして、時間通りに着くように、俺達はタクシーに乗り、駅前のカフェに向かった。 駅前に近付くにつれて、俺の心臓がバクバクしてくる。 星菜は不安なのか、俺の手をギュッと握ってきた。 駅前に着き、タクシー代を支払い、カフェに向かった。