「星菜どうしたんだよ??いっぱい、電話してきて。仕事終って携帯みたら、凄い着信でビックリしたぞ。」 「としき…助けて。」 「どうした??星菜、泣いてんのか??何処に、居るんだよ。」 「今、部屋に居る。本当に怖いの。助けて…」 「今から、行くから待ってろ。」 そう、俊貴は言って電話が切れた… それからあたしは、俊貴が来るまで部屋の隅に座ってた。 こんな時に限って、パパとママは仕事で遅いの。 頼れるのは、俊貴だけ。