その時

「ねぇねぇ」

そう言って誰かが

私の肩をトントンと叩いてきた

振り向くとそこには

可愛い女の子がいた

「私真野若葉あなたは?」

「私は三浦舞」

「舞ちゃんかよろしくね」

若葉ちゃんは大声でそう言って

私の手を縦にブンブンと振った

そんなに大声を出したら

奴に気づかれる