電話を切って、ベッドの上で、体温計で熱を計る。


ピピピピ ピピピピ
耳障りな音に眉をしかめて、体温計を見る。

「…39.5℃。」


…ありえない。
どうりでとてつもなくだるいわけだ。



あたしは、ルームウェアに着替えて、のそのそとベッドにもぐった。

そして瞼を閉じて、眠りについた。