「お疲れ様でした。」

店長さんに挨拶を済ませ、書店をあとにする。



そうだ…あたし九条さんにプレゼントあげてない。


気づくとあたしの足は、大きな駅ビルに向かっていた。ここなら何でもそろう。



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何をあげよう?
男の人にプレゼントなんてしたことがないから、何を買えばいいのか分からないや。


あたしはありきたりだけど、小さなジュエリーショップに入った。

でも高校生に買えるものなんて、ないか…


お店の中をブラブラしていると、綺麗な店員さんが近付いてきた。