チュン チュン

窓の外から、雀のさえずりが聞こえてくる。

もう朝なのかな?



「ふあー。」

あたしはあくびをして横を見ると、九条さんの姿があった。



「九条さんいた。」


九条さん…まだ寝てる。なんだか九条さんの寝顔可愛いなぁ。



あたしは九条さんの頬にそっとキスをした。

するとあたしは、急に抱きしめられた。



「ん…涼子。」

九条さんがちょっぴりかすれた甘い声であたしの名前を呼ぶ。


「起きてたんですか?」

「ん。」

九条さんは、意地悪い笑顔を向ける。



「もーっ。」

あたしは口を膨らまして言うと、九条さんはふふっと笑った。