学校に着いて、あたしは二人に昨日のことを報告した。 「あたし…九条さんとつき合うことになった。」 二人はあたしの急展開にだいぶ驚いていた。 でも九条さんとキスしたことは、二人にもまだ内緒。 「…涼子幸せそう~。」 「いいなぁうちも彼氏欲しいよぉ。」 あたしは授業中も、自分でも気持ち悪いくらい、顔がほころんでしまっていた。 今まで知らなかった… 大切な人がいることってこんなに幸せなんだ。