あたしのバイト先は、学校の最寄り駅の近くにある小さな本屋さん。 昔から本が好きだったから、募集の貼り紙を見てすぐに申し込んだんだ。 「おはようございます!」 あたしはカウンターにいる、店長に挨拶した。 「おはよう涼子ちゃん。 また今日もよろしくね。」 「…はい!」 あたしはそう答えると、店の奥にある扉を開けて、休憩室に入った。