「涼子…ちょっと二人で話さない?」

「え…でも、あたし…。」


優衣たちにかき氷買ってかないと。



「…ちょっとだけだから。」

九条さんはそう言って笑うと、あたしの手を取った。



久しぶりに触れた九条さんの手に…ドキドキしている自分がいた。




やっぱり…かっこいいな。


隣を歩きながら、九条さんの横顔を見てふと思った。