「次は何があっても…一生離さないから。」

あたしはコクリとうなずいた。



「あれ…そんなあっさり?」

九条さんは驚いた顔をする。


「へ?」

え…何が?


「俺が一生って言った意味分かる?」

あたしの頭のなかは?でいっぱいだ。




「だぁから……」

そう言って近づく。






「次会った時は僕と結婚してください。」

耳元でそうつぶやいた。


「えぇえ?」


け…結婚?
ちょ、ちょっと待って!

あたしたちさっき別れたのに…このタイミングでプロポーズ?