ー正午 「お疲れ様でしたー。」 あたしは店長に挨拶し、書店を後にする。 九条さんの家に行くの久しぶりだなぁ。 でも、なんかこの前の電話であんなこと言っちゃったし、ちょっと気まずいかも。 そんなことを考えている間に、あっという間に九条さんのマンションに着いた。