「分かった分かった。ちゃんと話すから。」


あたしは諦めて箸を置くと、二人に九条さんのことを話した。





「涼子、やっと好きな人出来たわけか…。」

「うんうん!おめでとうだねっ。」



あたしは男嫌いでずっと通ってたから、すごく驚いたみたい。

正直あたしだってビックリだ。




二人が祝福してくれたのは嬉しいけど、あたし九条さんのこと何にも知らないし…。



それに無理だよぉ。
九条さんは4歳も年上だし。


きっとあたしなんか子供としか見てないよ。