まだまだ話し足りないよ。
いっぱいいっぱい
聞きたいことがあるのに
ありすぎて何から聞いたらいいか
わからないよ。
「これからずーっと一緒なんだしゆっくり話していけばいいじゃん。」
あれ?
あたし声に出してた!?
びっくりして隆弥の方を向くと
意地悪く笑う隆弥。
そんな初めて見た隆弥のちょっとS姿に
胸キュンしちゃったあたし。
反則だ…
隆弥のその意地悪い笑顔で
あたしの顔はまたまた
真っ赤なタコさんだ。
真っ赤な顔を見られたくなくて
隆弥の胸に飛び込んで
ぎゅっと力強く抱きついた。
隆弥は何も言わず
あたしの背中に手を回して
抱きしめてくれた。
そして片手であたしの頭を撫でてくれる。
隆弥のあたしよりも大きい手が好き。
その手で撫でてくれる隆弥が
大好きだよ。
あたしの大好きが溢れる空間。

