「相模?」


園山に呼ばれて我に帰る


「そろそろ教室戻るぞ」


「わ、私も」



3人で教室へとむかう



3人ともバラバラだ


俺は教室に戻り席につく


やけに胸が痛い

どうしたらうまくいく?


彼女の心は俺に向く?



それから俺は図書館にいくのをやめた



そしてしばらくすると、園山が彼女と付き合いだしたと風の噂で聞いた


脇役は所詮こんなもん


何事においても園山にはかなわないんだ



ドン!


「すみません」



「今日はバレンタインですね!

元気のないあなたにささやかなプレゼントってことで!」


そういって甘い香りをほんのり残して彼女は去って行った



俺が本田を想うように


本田が園山を想うように


心から俺を想ってくれる人はいるのだろうか


俺の運命はあるのだろうか