後ろからの声と気配に、思わず振り返った。 「嘘…………あんた」 「久しぶりに会ったのに、最初に“あんた”はねーだろ?」 そこにいたのは、不思議なほどに懐かしい。 「俺の名前は────」 「樹っ!!」 あたしの幼なじみで、初恋の人だった。 体が勝手に動いて、樹にしがみつく。 「会いたかった」 「待たせてごめんな?」 あたしは、ううん。と首を横に振る。 「樹、おかえり」 「おうっ、ゆめ、ただいま」 あたしたちの再会は、運命なのかもしれない。 そしてまた、あたしたちの恋は再開する。 .