「ようこそ、双葉島へ」

1人の少女が
看板と同じセリフを放った。


「わたしは双葉島高の
寺島海香(てらじま みか)です。

みんながこの島に居る間は
お世話させてもらうわね。」

そう名乗った少女は
細身で華奢な体をしていたが、
その目には強い意思がみられる。


「青山高の山田勇希です。
よろしく」


5人は順に自己紹介をした。


「さて、疲れたでしょう?
民宿に案内するね。」