最後に雪奈。 雪奈はお守り造りの際に 剣道部に出張したので、面識はある。 近づいていく雪奈に 先に声をかけたのは…一だった。 「広末さん、お守りありがとう」 「ヘ!?あ…いや、 どう、いたしまして。」 予想外の出来事に 雪奈は完全に自分のペースを失った。 「…試合、どうだったの?」 「予選は通過したよ。 でも、地区は合宿あるし出ないけどね。」 「あ、そっか。 それは、残念ね…」 「まあ、いいんだ。」 一は柔らかに微笑んだ。