ということで、
5人で出し合い紙に書き綴った。

ついでにタイムスケジュールを決め、
1枚のプリントができあがった。


「…うん。
本当に合宿行くんだね!」

歩は楽しそうに笑った。


「お前、遊びに行くんじゃないからな?」

健斗が言うが、


「海パンとか言ってるうのけんが
言えたことじゃないでしょ!」

と、雪奈が笑った。



そんな中、1人だけ浮かない顔の鈴香。


「広末、どしたの?」

勇希が尋ねても
首を振るばかり。





夏休みの始まりは、
もうすぐそこまで 近付いていた。